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12歳年下の旦那さんと新婚旅行と妊活する話
第14章 7月10日 旦那さんのお誕生日 ~夜~

今の日の入りの時刻は
19時半ぐらいの時間だから、
コースをゆっくりと頂いている間に
すっかり…日が落ちてしまって。
Yuki Suite Kourijimaは
ライトアップされた夜の装いになる。
私達が今居るテラスの下に
間接照明が設置してあるから
目の前にあるインフィニティ水盆が
ライトアップされていて。
夜は夜で幻想的な雰囲気になる。
スイート棟の建物には
秘密の階段を上った先に
周囲からの視線を気にしなくていい
様に壁に適度に囲まれている
屋上とガゼボがあるから
お天気が良かったらここから
沈んでい行く夕陽を眺めたりとか…
空の満点の星を眺めたりとか出来る。
去年は…あの屋上のデイベッド
みたいな広いガゼボの所で
旦那さんのお誕生日パーティーを
したんだけど…、今年は…屋根のない
屋上には…上がる機会は無さそう…。
本降りな雨にはならない物の
食事をしてる最中も時折ではあるけど
小雨がパラパラとはしてたから。
屋上に置いてあるラタンの
お籠り感のあるガゼボも、
せっかくあるけど…使う事はないまま
今年は終わりそうで残念なんだけど。
『来年か再来年になるか
わかりませんけど、星空ツアーに
参加してみても良いですね』
「あ、あっちのお風呂にある
あの…プルメリアのお花取って来ようか?」
バラの形の入浴剤と迷ったけど
プルメリアの造花にしたのは
なんか南国リゾートには
プルメリアとハイビスカスと
ブーゲンビリアってイメージが
私の中に出来上がって居たからで。
エステとかバリ風のホテルとかの
エントランスとかにある水盆とか
噴水とかに浮かべてある
あのプルメリアの造花が
Amazonで安く売ってたから。
フローディングフラワーって言う
水に浮かべて楽しむ…やつで。
一緒にプルメリアの香りの
バブルバスの入浴剤も用意してたから
余ったら家に持って帰って
テラスハウスで楽しんでもいいし。
明日以降に泊るホテルのお風呂でも
南国感のあるバスタイムを
旅行中楽しめて良いかなって。
『巴、今着てるその下って…』
今日来てたワンピースも
洗濯したかったから
下に用意したえっちな水着を着て。

