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12歳年下の旦那さんと新婚旅行と妊活する話
第13章 7月10日 旦那さんのお誕生日 ~昼から夕~

さんごは植物プランクトンである
褐虫藻って言うのを、
自分の体内に飼っていて。

褐虫藻が光合成して得た栄養分を
吸収したり。触手をつかって
プランクトンを自分の体内に
取り込んだりして栄養を得ているみたい。

さんごは自分の身体の中を養分が
余るとそれを海中に放出して、
その栄養をプランクトンが食べに
さんごの周りに集まって来る。

そのさんごの周りに集まって来た
プランクトンを食べる為に、
魚の稚魚が…その稚魚を食べる為に
小さな魚が集まって来てって。

さんごを中心にした
生態系が構築されて行くみたい。

と…さんごの事を説明してくれる
新垣さんの話を聞いていて
ふと疑問に思ったことがあった。

「でも…こうやって大事に
育てたさんごを同じ場所に植えたら
また海水が熱すぎて枯れちゃうんじゃ…」

昨日の施設のパネルでさんごが
死んでいる原因が温暖化による
海水温の上昇だって…言うのは
知識として得る事が出来たんだけど。

こうやって一生懸命
株分けしたさんごを海に還しても
また死んじゃうんじゃないかな?って
そんな素朴な疑問を質問してみた。

『さんご…が真っ白になってる写真は
昨日施設でご覧になられたと思うんですけど。
それをさんごの白化現象と言って』

新垣さんが今世界中の海で
起きていて問題になっている
さんごの白化現象について説明をしてくれて。

さんごは植物じゃないから枯れてるって
言う表現は間違いなんだけど、
このハイターで漂泊したみたいに
色が抜けちゃったさんごは…
環境によるストレスによって
自分の身体の中にある褐虫藻を
自分の身体の外に吐き出しちゃった状態。

『さんごが苦しくなると、
中に飼ってる褐虫藻ってやつを
自分外に出しちゃうって事なんですか?』

その環境的なストレスって言うのが
高温になった海水なのだそう。

『でも…海水の温度その物を
下げるのは難しいですよね?』

このさんご畑の施設の海水温は
外の海水温よりも5度ほど低いみたいで
大きな水族館とかは冷却装置で
お水を冷やしたりしてるみたいなんだけど
ここでは段差のある池に
滝みたいにしてお水を落としたり

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