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今日も私は、お父さんとお兄ちゃんとセックスする。
第34章 真実
「ほらな、だから兄貴に話したくなかったんだよ」

「真人……まだ俺のこと、兄貴だと呼んでくれるんだな」

「……は? 何言ってんだよ。血が繋がってようが、いなかろうが、兄貴は兄貴だろ」

「真人……」

「今更遠慮すんなよ。あっ、陽菜のことは遠慮しろよ?」

「わかった。陽菜のことも遠慮しない」

「はあ〜?」


 私は二人の会話を聞いて微笑んだ。真人お兄ちゃんと大翔お兄ちゃんの言い合いは相変わらずだけど、何となく前よりもギスギスした感じがなくなったような気がする。


「もう二人とも喧嘩しないでよ〜」

「陽菜……。この際だから聞くけど、俺と親父と真人、誰が一番好きなんだ?」

「えっ……」


 大翔お兄ちゃんがストレートに聞いてきた。まさかそんなこと聞かれると思わなかったから、戸惑ってしまった。みんな大好きだけど、でも私の脳裏に一番に浮かんできたのは……。


「バカ兄貴! んなもん聞かなくてもわかるだろ」


 真人お兄ちゃんが呆れた口調で言った。
 その質問をされた時、テーブルの下でお父さんが私の手を握ってきた。だから私は嬉しくて、お父さんを見つめ返した。


「大好きだよ……みんな、大好き」




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