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今日も私は、お父さんとお兄ちゃんとセックスする。
第23章 すれ違い
「私、いつまでここにいていいのかな……」

「……陽菜っ……」

「もしお父さんが静江さんと結婚したら……」

「ばか、変なこと考えるな!」


 真人お兄ちゃんは私を抱きしめた。


「そんなことあるわけねーだろ! 何でも悪いほうに考えるな!」

「……だってっ……」


 私はじわりと涙が溢れてきた。


「万が一もしそうなったら、二人で暮らそう」

「えっ……」

「言っただろ、俺は陽菜を守るって」

「……っ」

「結婚はできねーけど、それが何だってんだ。そんな紙切れ一枚で繋がる結婚なんていらねぇよ」

「お兄ちゃんっ……」

「俺たちが愛し合うことは誰にも邪魔させねぇ」


 真人お兄ちゃんは私をギュッと強く抱きしめると、私の顔を見つめてキスをした。


「んっ……んんっ……」


 深くて熱い口付けに、また下半身が疼いてくる。


「陽菜っ……」


 私はソファーに押し倒されて、舌が絡むキスを受け入れる。でもショーツを脱がそうとする真人お兄ちゃんの手を止めた。


「なんで、止める……」

「だって、もうゴムないよ……」

「あっ……」


 真人お兄ちゃんは「ハーーーッ」と長いため息を漏らした。



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