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今日も私は、お父さんとお兄ちゃんとセックスする。
第22章 真人お兄ちゃんの気持ち
「はぁ、俺……あの時と何も変わってねーよな。大学受験でイライラしてた時も陽菜に八つ当たりしてさ……陽菜を悲しませたよな」

「……」

「もう泣かせたりしないって決めたのに……」

「違うよ、お兄ちゃん。お兄ちゃんはずっと私の話を聞こうとしてくれた! 泣いていたのは、私もお父さんの気持ちがわからなくなったからなの……」


 私は静江さんから送られてきたメールを真人お兄ちゃんに見せた。


「……なんだよ、これっ……」


 真人お兄ちゃんは静江さんとお父さんが裸で抱き合う画像を見て言葉を失った。


「なにしてんだよ、親父……! あの女に会うとか一体何考えてんだよ!」


 真人お兄ちゃんは怒りに満ちた目で、スマホを握りしめた。


「これ見てすごくショックで……もう無理ってなったの。でも家を飛び出したあと、もしかしたらあのメールは嘘かもしれないって思って、お父さんが帰ってくるのを駅で待ってたけど……どれだけ待ってもお父さんは帰ってこなくて、それで……」


 そこまで話すと、真人お兄ちゃんは私を強く抱きしめた。




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