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誰にも言えない回顧録
第2章 28歳 大学職員
身体に力が入らなくなってきた。
バスチェアに腰掛けた姿勢で上半身がふらつき始めると、背後からパパがぴったり胸を寄せて支えてくれた。

ついもたれかかってしまうと、力の抜けた両脚がしどけなく開いてしまい、パパの手指がさらに股間をまさぐりやすい格好になってしまう。

声を堪えようと唇をつむるけれど、どうしても緩んでしまう。
いや、口をつぐむと鼻息が荒ぶってしまうから口呼吸で吐息を逃すしかなくなっていたのだ。

気持ちいいんだね?
パパに耳元で囁かれて私は慄然とした。
見透かされている。

こんなことをされて喜んでいるだなんて、いけない子だ。
うっすら恍惚となりかかっていた気持ちがみるみる現実に引き戻される。
「いけない子」というのは、これまでパパからお小言を受ける時に多用されたフレーズだった。

パパの手指の動きがますますいやらしさを増す。
身につけるようになってまだ日の浅いスポーツブラはその頃でも既にDカップに達していた。
大人と比べても遜色のない、でも幼い私の乳房をパパの手が愛情たっぷりに撫で回す。
恥ずかしくて閉じたいと思うのに開ききった太腿の奥からは、パパの指先の動きに合わせて水音が聞こえるようになってきた。

恥ずかしがることはないんだよ。
身体が大人になってきているんだ。
認めてごらん、気持ちいいんだろう。
パパの囁きが幼い私の心を甘酸っぱく揺さぶる。

それでも。
私はその時、何も返事が出来なかった。
うっかり正直なことを口にしてしまったら。
パパにいけない子だと断じられてしまう。
それは私にとってとてつもなく恐ろしいことだった。

だめ
だめ
だめ
このまま続けられてしまったら、おかしくなってしまいそう。
頭ではそう思っているのに、逃げられない。

時折瞼を開けて盗み見ていた鏡の中に、不意にパパの顔が入ってきた。
目が合ってしまう。
穏やかな微笑みを浮かべながら、手指の動きがますます淫らになっていく。

不安にならなくていいんだよ。
これは自然なことなんだ。
でも、とっても恥ずかしいこと。
恥ずかしいのに喜んでいるのはいけない子がすることだよ。
でも大丈夫
パパと二人きりの秘密にしておいてあげるからね。
わかったかい?

目が合ったままパパに囁かれる。
恥ずかしいことだとはっきり指摘され、ひどくうろたえてしまう。

無意識に、私は何度も頷いていた。
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