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誰にも言えない回顧録
第2章 28歳 大学職員
排水口へ流れていくお湯が次第に透明になり、ほとんど洗い流されたと思われてもシャワーの湯流はあてがわれたままだった。

パパは左手でシャワーヘッドを握ったまま、湯しぶきを上げる私の股間を右手指でなぞり、指先に色みが絡みついていないことを目視してからヘッドをスタンドにかけた。
今度はやや高い位置から、両の膝下全体に温かいお湯が降りかかる。

空いた左手が悠然とまた私の乳房に伸びてくる。
大きな手がゆっくりと全体を撫でさすり、掌が乳首を優しく押し潰す。
右手は休むことなく私の太腿の奥で股間の溝をまさぐっている。

私にはそれがただ身体を洗ってくれている行為ではないことがもはやなんとなく分かっていた。

いやらしいこと。
いけないこと。

でも、それよりも何よりも。
自分の身体が、その行為のもたらす「感覚」を欲しがっている、という自覚が私を萎縮させていた。

気持ちいい、という言葉が浮かぶことが恥ずかしかった。
やめて、と言えない自分がとてつもなくいけない子であるように思えた。
言うわけにはいかない。
続けてほしかったのだから。

羞恥のあまり瞑っていた瞼をそっと開けて、鏡に映る自分の表情を盗み見る。
みっともないほどに顔を紅潮させ、焦点の合わない目つきで自分を見返す少女の顔があった。
お人形みたいに可愛い、などと周囲から言われることもあった。
自分でもそこには少しく自負があった。
そんなお人形が今、浴室の中でこんなことをされて拒みもせずに受け入れている。

まだ母が帰宅するまでには十二分に時間があった。
それが安心と感じるほど、私はこの「いけないこと」に夢中になっていた。

パパの手指がもはや言い繕いようもないいやらしい手つきで、私の乳房を揉み込み、乳首を擦る。
股間の溝を上下になぞっていた指がすっと上がり、うっすら陰毛に覆われ始めた下腹部を軽く撫でると毛根を掻き分け、ゆっくり沈み込んだ。

洗ってあげる、として触れてきた今までとはどうにもタッチが違う。

あっ
思わず声が漏れるほどの甘い刺激が下半身に走った。
パパは私自身存在すら認識していなかった敏感な部分を探り当て、指先でゆるゆると押し転がし始めたのだ。

私はこの時まだ本当に何も知らなかった。
それでも今出た声がとてつもなく淫らなものだ、ということは本能的に悟った。

浴室に、幼い私のかすかな喘ぎが響き始めた。
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