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愛の笛
第3章 バイト先の女

「はあはあはあ…
美穂さん、とても良かったよ」

己の射精した白いモノで汚れたおっぱいを
まるで乳液のように揉みながら塗り広めてゆく。

「冷たい…」

あんなに熱かった精液が瞬く間に冷えてしまう。
いや、冷えてゆくのは精液だけではなくて美穂の心も冷めてゆく。

「ちょっと!いつまでも私の体の上に乗っていないで
終わったんならさっさとどいてよ!」

美穂は細い体のどこにこんな力があるのかと驚くほど、強く草薙の体を押し退けた。

「えっ?美穂さん…」

「ちょっとヤラせてあげたからって彼氏面しないでくれる?」

美穂は体を起こすと、己の汚された体を見下ろして
「あ~あ…べちょべちょじゃないの!」と文句を言いながら新しいおしぼりを取り出すと、丁寧に精液の汚れを拭った。

「ね、気持ちよかったでしょ?
俺ってセックスが上手だろ?」

「そうね、確かに持ち物は上等だし、
技巧も上手だったわ
でも、それだけね。あなたには女性を心から愛するという気持ちがないのよ!」

体を拭き終わると、床に散らばった衣服を拾い上げて
ヌードをジロジロ見ないでよと言わんばかりに背を向けて無言で着衣を整えてゆく。

「俺、まだまだ出来るよ。
ほら、すっかり俺のジュニアも回復したし」

「そんなにやりたきゃ、裏の通りへ行きなさいよ
たちんぼがお金さえ出したらいくらでも相手してくれるわよ」

そうか!忘れていた。
満足してしまうと笛の効力が消えてしまうんだっけ…

便利なアイテムだけれど、効力が無くなったあとは、とんでもなく冷たい仕打ちが待ち受けているんだった。

まあ、いいか。
この女とヤリたくなったら、その時はまた笛を吹けば思いどおりにヤラせてもらえるのだから。

「今夜の事はお互いに悪い夢でも見たと思って忘れましょ」

「ええ、そうですね…」

反省の色を浮かべながら、すいませんでしたと頭を下げた。





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