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第23章 ゴルフ視姦会

「そして、ここから振り切る」

と、捻転する実雅子。振り切って、

「わかりますか。振りかぶったときと、振り切ったときで、ドライバーは、どちらも水平です。身体をねじって、振りかぶり、二回転。720度回転。それに、体重移動と、捻転の力を上手く乗せると、比較的、飛びやすいはずです」

と、実雅子が話すと、

「ということです。模範演技ということで、10球、打っていただきます」

と、言いながら、ボールをセットするサラン。言われた通りに、大きく身体を捻って振りかぶり、思いっきり振り切ると、快音を残して、飛んでいった。

「ナイスショッ！」

と、言う重村定勝、反町茂など。でも、視線の先はボールではなく、実雅子。正確に言えば、スイングしたタイミングでめくれ上がるスカートの中。

快晴で、日差しがあり、気温が上がってきていることと、山の上にあるわりに、風が抜けないということもあって、暑い練習場。

実雅子は、ノースリーブのユニフォームのゴルフウェアの下に、バストは、Calvin Kleinのブラレット。ヒップは、トリンプのタンガショーツの上から、Calvin Kleinの見せパン。

意外に厚着。それに、素材がストレッチ素材で、いわゆるポンチ素材。通気性はあまりよくなく、身体に密着しているので、風通しも悪いことも手伝って、少しのスイングで汗だく。

実際、他の女性たちも、実雅子の『GOLF力アップレッスン』に集まってきた時点で、練習をしていたこともあって、すでに汗だく。ハンドタオルなどで額の汗や腋の汗を拭きながらという女性も多いというほど暑くなっていました。

実雅子も、熱視線を集めているからというわけではなく、単純に、気温と動作で汗を掻いていました。

練習場の中で一人だけスイングを続ける実雅子。周囲は、そんな実雅子に注目。男性は、斎田兄弟以外は、間違いなくエッチな視線。女性は、いろいろ。

　　　　上手くなりたい

と、素直に見ている女性から、

　　　　金持ちの男を捕まえて、
　　　　道楽GOLFが上手くて、だから、なに？

と、嫉んでいる女性まで。