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第20章 ゴルフ同好会

「関君の奥さん、凄いね」

と、驚いているのは、重村。

「そうだね。『地獄へ堕としてやる』ですか、まさに、Go to hell！ですね」

と、笑う反町。

「さすがに、それはヤバいですね」

と、佐藤が口を挟んだ。

「ま、ヤンキーなんですよ。学歴コンプレックスもあるし」

と、苦笑いの関。

「だとしても、殴り合いとけ暴力沙汰は御免ですよ」

と、眉を寄せて心配そうな佐藤。

「たしかに。嗾け過ぎたか？」

と、反町が関に聞くと、

「かもしれません」

と、答える関。

「今回は見合わせるか？」

と、重村。

「そうですね。違法、不法は我々としても困りますからね」

と、反町が答えると、関が頭を掻きながら、

「そうですね。私も嫁が捕まると困りますから」

と、同調した。

「となると、サランさん以外は、うちの娘と、反町くんの娘。その３名と、男性陣か」

と、話した重村。

「そうですね。娘さんが二人なので、重村さんと反町さんは、父親参加という形にすれば、男性陣という形を避けられますよ」

と、話すのは、佐藤。

「若いのに、さすが、〇〇学院大学、よく頭が回るな」

と、褒める重村。

「となると、斎田君と関君、清水君、佐藤君の４名と、女性が３名なら、バランスは悪くないね」

と、話す反町。

「ちょっと待ってください。斎田さんは年齢的に、親世代ですから、息子さんに代理してもらったらどうですか？息子さんが参加で、斎田さんはその保護者という形で」

と、佐藤が提案した。

「ま、それもそうか」

と、頷く重村。

「いや、どうだろう。女子ならまだしも男子の親が出てくるのは、それはそれで不自然じゃないか？」

と、思案顔の反町。

「それもそうか。それ以前に、平日って、斎田さん、参加できる？」

と、聞いたのは関。

「そうだな。無理だ。そもそも無理だ」

と、重村が話して、

「ということで、関くん、清水くん、佐藤くんの３名に重村さんの娘とうちの娘、サランさんの３名３名だな」

と、話したのは、反町。

「ということで、サランさん、連絡をしてくれ。年齢と性別も入れて」

と、重村が話すと、サランが頷いた。