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臨時ヌードモデル~梨果14歳の一年~
第59章 美幸を品定め
ウォルナット調の部屋の奥に豪華なデスクの椅子に腰を掛けた社長さんがいた。

「やあ美幸くん、ポスター撮影以来だね。今回の依頼も受けてくれたそうでありがとう。まあ座って。」

来客用のソファーに座ると社長さんもデスクから対面側のソファーに座った。

「いいえ、私は初めからやる気でした。」

「そうみたいだね。梨果くんは乗り気じゃなかったと聞いているよ。」

「はい……」

「正直なところもし梨果くんがやってくれなかったら君たちのことは諦めてタレントを雇おうと思っていたんだよ。彼女はとても魅力的だ。やってくれることになって良かったよ。」

「やっぱり……なんとなくそんな気がしていました。私じゃダメですよね……」

「……んーいや。美幸くん、キミもよく見ると。」

しみじみ視られる。

「な、何でしょうか……」

「ああ酒井くん、キミは外してくれるかな?」

「はい社長……」

社長に退室を命じられた秘書さんが出て行ってしまった。

(やっぱり2人きりに……)
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