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愛の時間 ○○連発
第52章 仕事の依頼を体で支払う女
「さあ、早くいらっしゃい!」

こんな地下牢みたいな陰気臭いところからは
早く帰りたいとばかりに菜々は鮫島を急かした。

「ぼ、僕、菜々さんと一緒にシャワーを浴びるなんて、ゆ、夢のようです」

さっさと脱衣すればいいのにモタモタしちゃって…
これだからチェリーボーイは
めんどくさくてイヤなのよねえ。

「ほら、早く!」

菜々は手荒にズボンとブリーフをまとめて脱がした。
たちまち下水のような匂いがツーンと鼻を刺激した。

『こんなんじゃ、いつまでたってもチェリーから卒業できないわね』

さっさと体を洗って軽くフェラして抜いたらカードを頂いて帰ろう。
菜々はそのように考えていたが、
当の本人の鮫島は、いよいよ筆下ろしをしてもらえるのだと
期待に胸を膨らませていた。
脱げとも命じていないのにTシャツまで脱ぎ捨てて
真っ裸になった。

『全くもう…何を期待してるのよ』

呆れたが、シャワーを浴びて濡れた体のまましがみつかれても困るので渋々と菜々もオールヌードになった。

「おおっ!」

菜々の裸体を見て鮫島は歓喜の声をあげた。
残念ながら超がつくほどの近眼の鮫島の瞳には
その姿がぼんやりとしか見えなかった。

「め、めがねを掛けなきゃ!」

シャワールームを飛び出そうとする鮫島を菜々は引き留めた。

「そんな無粋なことをしちゃダメよ」

メガネを掛けて繁々とヌードを観賞されても困るので
さっさとするべきことをしようと思った。

「ああ!もったいない、こんな機会は滅多にないのにぃ!」

鮫島は地団駄を踏んで悔しがった。
その態度がコミカルで、
菜々は、まるでどうしようもない出来損ないの弟を
可愛がるような気持ちになっていった。

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