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12歳年下の旦那さんとの甘い生活2
第22章 2025年4月29日 ~夜~

その小さな体の何処にそんな
バカ力があるのかと思うほどの
力でグイグイ引っ張られててしまって。
私は葵ちゃんと小林君と、
それから水嶋來翔・有翔の双子
美咲さんのご夫婦、それから
高知で出会った中村愛莉さん…
それから今日の撮影をしてくれた
内山さんも…仕事をし終えたからって
ここから先はゲスト参加してくれるらしくて。
このテーブルには私と彼との
共通の友人が集まってる感じで。
しばらくそのテーブルの面子と
歓談って言うよりは雑談って感じに
中締めをした後だから、
私も披露宴感がなくなったので
いつも通りに振舞う事が出来て。
緊張してて食べられなかったお料理も
やっと…喉が通る感じになったんだけど。
『僕達は適当に…してるから、
他のテーブルも回って来たら?』
そう双子の水嶋有翔に言われて、
確かにこのテーブルに居るメンバーは
割と…中村さん以外は…
毎月1回以上顔を合わせる…
いつメンみたいなメンバーだから。
何年も会ってない…人と
ゆっくり話をしておいでと言われて
他のテーブルも…回る事にした。
まず最初に向かった先は…
小学校、中学校と…同じ
地元の垂水の学校に通った
同級生とか部活の先輩とか
後輩とかのテーブルで…。
今も地元の垂水に残ってる子も
居れば、結婚して他県に
お嫁さんに行った子も…居て。
何年振りに顔を合わせる子も居た。
『巴、先輩…。おめでとうございます、
こんな素敵な結婚式…招待して
頂いてありがとうございました…』
『てかぁ~、巴、ズルくない?
巴の旦那さん…うちの旦那さんと
交換してくれない?うちの旦那
なんて…結婚してから頭は
薄くなるし、お腹は出て来るしだよ?』
『そうそう、あんな若くて
イケメンの旦那…独り占めとか…ぁ』
と…昔馴染みの顔は…口々に
私の12歳年下の旦那さんが
羨ましいと…言っていて。
この中には…私が前に付き合っていた
雄介さんの事を知ってる子も多いし。
招待状を出したいからって
久しぶりにLINEで連絡取り合って
私の旦那さんを…雄介さんだって
前提で話して来る子とかも居たりして…。
『そうそう、でもさぁ…』

