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12歳年下の旦那さんとの甘い生活2
第16章 2025年4月19日 ~夜~

コースに合わせて3種4種
5種、全てと…選べるらしく。
旦那さんは全部…私には
この乾杯用の1杯を含んだ5種で
お願いをしてくれているみたい…。
まずは…
アミューズが提供されて。
この先に出て来るお料理と
ここでの時間に期待をさせてくれる。
ブライダルフェアの時に
フルコースの試食付きだったので
お料理のお味が間違いないのは
実食してるので知っているんだけど。
アミューズの次は…、
サバのマリネが運ばれて来て。
淡路島の新玉ねぎのソースなのだとか。
その次は、彩野菜と魚介のサラダ
綺麗なエディブルフラワーが
盛り付けられていて華やかな1皿だ。
「凄い…綺麗…な盛り付けだね」
『そうですね、可愛いお花付いてますね。
前に…あそこで…花が沢山
出て来るランチ食べましたよね?』
「布引ハーブ園のレストラン?」
『春は花も色々咲きますし、
明日は天ぷらバルで昼食べた後に
布引ハーブ園行きますか?』
と…お料理に飾られている
エディブルフラワーを見ながら
明日のデートのプランを立てる。
「ねぇ、今日って…何かあるの?
下のメリケンパークに人が凄い
ぞろぞろと集まってる感じなんだけど」
お店に来て、ここに座った時には
そんなに人は居なかったのに
いつの間にか人が集まっていて。
メリケンパークでは定期的に
イベントとか催し物があったりするけど。
別に出店とかキッチンカーとかも
何も来てなかったし…何の集まり?と
どこからか集まって来た
人達を上から見ながら巴が港斗に
何かあるのかなと声を掛ける。
『それは、そろそろ…時間だからですよ』
そろそろ時間と彼が言って、
腕のスマートウォッチを見ていて。
『あっち、観てて貰って良いですか?』
そう言って指差したのは
丁度私達が座っている
テラスのソファ席の向かい側の
メリケンパークの沖の方角。
ヒュー―――っと音が
沖合の方角から聞こえて来て。
ド―――――ン!
っと…海の上に花火が花開く。
「花火ッ…、あ、…そっか
今年も…ウィークエンド花火してるんだ…」
去年のラストの
神戸港ウィークエンド花火は
アトアの屋上から旦那さんと
一緒に観たなぁ~って思い出して。

