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第3章 社会人として

それからのカズミは、休みのたびにできるだけ私と会おうとした。
表面上は、スキンシップの多い仲の良い友達。
周りからはそう認識されているのだろう。

ただ、人の目がなくなるとキスをせがみ、拒むと露骨に悲しい顔をする。
私が寝取った、という扱いになるのだろうか。
チョロすぎるよ、カズミ。

以前カズミが関係していた芸能関係者に、それとなく彼女の仕事を増やすよう頼んだ。
もちろん、カズミに手を出さないよう釘を刺しておいた。
仕事が忙しくなれば、私への執着も減るだろう。
精神的に安定してほしいと思う。

そういえば、ディルドをカズミの部屋に置いたままだった。
使ってくれているだろうか。