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感情の欠片
第3章 社会人として
「今日、カズミの部屋に泊まりに行っていい? ここから近かったよね。もっと話したいからさ」
「いきなり!? あの……えっと、部屋散らかってるし……」
「そんなの気にするわけないし。早く行こう」
オナニーじゃ欲求不満が解消しそうにないよね。
大丈夫だよ。あの男より少し大きいディルドを買ってきてるから。

カズミの部屋は、少し良い程度のアパートだった。
芸能人とはいえ、収入はそう多くないのだろう。
学生時代よりシンプルな部屋になっていた。

「ねぇ、さっきの続き話そう」
「さっきのって……だからもうやめてって言ってるのに!」
「正直言うとね、さっきの話してたらしたくなっちゃったの。興奮しちゃって」
服の上から指先で自分の乳首を軽く擦った。

「ちょっと! 何してるの!?」
「だって……えぐられて気持ちいいところに当たるの想像したら、我慢できなくなって……カズミは想像しなかったの?」
「するわけないでしょ! それより、こんなこと人前でやるもんじゃないよ!」
「じゃあ、カズミと私しかいないんだからいいよね」

カズミに唇を重ねた。
驚いた様子だったが、舌を入れ、胸を触り始めるとおとなしくなった。
「私とのキス、嫌だった?」
「……嫌……じゃないけど、女同士なんて……」
「何か変なことある? 好きな人と仲良くしたいのは当たり前でしょ」
「そんな屁理屈……んあっ!」
「私もカズミと同じでおっぱい感じるよ。私のも触って」

お互いにキスを重ね、体をまさぐり合った。
カズミの理性は、性欲に負けたようだった。
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