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感情の欠片
第2章 進学
カラオケボックスに入るなり、男は曲をかけたが、マイクを持つ気配はない。
「テーブルの下に行って」
何となく察した。

望み通りに男の股間を焦らすように撫でると、チノパンにすぐにペニスの形が浮かんだ。
今までで一番大きいかもしれない。
「おっきい……口でしていい?」
チノパンを下ろし、ボクサーパンツ越しに舌を這わせた。

「うわっ、エロっ!」
生で咥えようとパンツを脱がそうとしたが、興奮したペニスが引っかかり、思うようにいかない。
男がそれに気づき、自分で脱いでくれた。
すると、バネが弾けたようにペニスが飛び出した。

最近学んだうっとりとした表情を浮かべ、唇を舐めて見つめた。
「エロすぎるって……俺、当たり引いた?」
先端を舌全体で舐め回し、棒の部分は手でゆっくり擦った。
「処理が困るかもだから、そのまま出していいよ」
手の動きを速め、先端だけを咥えた。

すぐではないが、早めに男は果てた。
大きさに比例するのかはわからないが、勢いのある濃いめのものが口に広がった。
私は一度口を開けてそれを見せつけてから、飲み干した。
喜ばせるための演技だったが、男は少し顔をしかめた。
この行為はやりすぎたらしい。

「すげぇ気持ちよかった。でも残念だけど時間がないんだよね。続きしたいから連絡先交換して。また会おうよ」
本当に時間がないのかはわからないが、部屋を出て受付に行くまで、ずっとお尻を撫でられた。
エロい女としては気に入られたようだ。

少し消化不良な感じはしたが、完全な別人を演じるのはいい経験だった。
もちろん、連絡先は後でブロックした。
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