この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
微熱に疼く慕情
第3章 【甘く麻痺していく心情】





あぁ……どうしよう、溢れる



手を伸ばして力強く、大智を抱き締めた
伝わる体温が胸にグッとくる
速い鼓動……きっと伝わってる
動揺してる大智なんて知らない、少し黙ってよ……
泣いてんの、見ないで
本当に、無事で良かった……



大智もギュッと抱き締め返してくる



「はぁ……やっと触れられた……ずっとこうしたかったよ、画面越しはかなりキツかった、顔見れて嬉しいけどやっぱり触れたくて仕方なかった」



やめてよ……煽らないで
今めちゃくちゃテンパってんの
冷静になれない
ちょっと待って……
あぁ、もう、ダメ……
顔を上げたら吐息がかかる距離……
唇に視線を落とす



「何で一華は此処に居るの?居て良いの?」


「……居ちゃダメなの?」


「ダメじゃないよ、本当はずっと居て欲しい」


「じゃ……居る」



もう抑えきれなくなった
唇を重ねてすぐ離れる
わかってる、足りないでしょ
また重なろうとしたら
「彼氏居るんじゃなかったの?」って止めてくる



「……居るよ」


「俺と居て良いの?」


「……ダメなの?」


「もう会えないんじゃなかったの?」


「そうだよ、元カレと会ってるなんて言えないのにね」


「それに、友達じゃなかった?」


「ん……うるさい」



再び重なる……壁に押し倒して、崩れ落ちる大智の膝に乗り上げる
ギュッと引き寄せて舌を絡め合うの



「一華……んっ」


「はぁん……喋んないで」



今はまだ、この震えを止めてよ
お願い、大智……
理由なんて今は良いでしょ
後で考えれば良いよ
火照って仕方ないの
こんなにも大智を感じたいのは久しぶりで
後先考えずに勝手に身体が動いた



もしかしたら居なくなるかも知れない
そう思ったら凄く怖くなった
今、一緒に居ないと一生後悔すると思った……






/387ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ