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夜に咲く名前のない恋人達
第9章 SNSで大炎上
あまりにも衝撃的すぎる事実に、思考が追いつかない。

真実を知りたくて、慌てて姫先輩に電話をかけたが、留守番電話になった。

「急に電話しても出ないか……」

とりあえず騒動が落ち着いたので、ぷりんは混乱しながらも、SNSに謝罪文を投稿した。


[お騒がせしてすいませんでした]

響さんを女と知った上で、友達だと思っていました。

アイドルをする前からの友達で、恋愛感情や恋人のような関係ではありません。

お騒がせしてすいませんでした。

これからも、ふらっと#らぶのぷりんをよろしくお願いします。



投稿後、しばらくしてコメント欄を確認すると、騒動は驚くほど落ち着いていた。

響の投稿を読んだ人達のコメントが並ぶ。

『多様性の時代だからな』

『これ以上叩くとこっちが差別主義者扱いされる』

などと、次第に矛先を変えていった。

これで本当に良かったの……?

確かに、ぷりんは姫か響のどちらか、もしくはどちらにも救われた。

しかし完全に誤魔化せたわけではない。

体は女で心は男。という少数派の性的マイノリティの者が、アイドルと親しくするのはセーフ。

そんなグレーな形での結末なのだから、疑いの目を向ける男のファンは確実に存在し、ファンを降りる。

ぷりんは、まだまだ無名の地下アイドル。

数人の男のファンに支えられている。と言っても過言ではない現状で、その数人が減ることは、死活問題だった。

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