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コンビニバイトの男の子
第6章 一夜
笑い声が聞こえてレジを見ると、松友が次のお客さんと談笑していました。その視界に悠希が入り、先日の誕生パーティーの出来事が頭に浮かびます。
(大人になったのは、味覚だけじゃないわね)
悠希が萩子の視線に気が付いて、会釈します。はしたない回想をしていた恥ずかしさを隠すように、慌てて会釈を返して窓の方に向き直りました。
窓の外側で、ポスターを貼り終わった由絵が萩子に手を振ってきたので笑顔で応えます。由絵は店内に戻ってくると、萩子に声を掛けてきました。
「こんにちは。さっきお巡りさんが来て、防犯のポスターを渡されたので貼ってたんだけど、最近この辺で空き巣が増えているのご存じ?」
「ええ。地域の回覧板で見ました。怖いですよね」
「もうすぐゴールデンウイークで留守にする家が増えるから、空き巣のねらい目なんですって。旅行の予定とかは?」
「特にないですよ。主人の仕事の関係もあるので、ずっと家にいる感じです」
貴之は管理職のため、今年はゴールデンウィークに出勤する部下の管理で出社すると聞いていました。
「そうなのね。なら大丈夫かな・・・。後は、夜寝静まってからも危ないらしいので、寝る前にもう一度戸締まりチェックしたほうがいいって」
「念には念を入れて、ですね」
「うん。あ、夜と言えば昨夜から始まったミステリーのドラマ、見た?」
「えっ?あ、ああ、今日ネットの配信で見ようと」
由絵が急に話題を変えてきて、萩子は戸惑いつつも応じます。
「1話目からすごい展開で・・・、ってこれ以上話したらネタバレになっちゃう」
そう言いながら、しばらくドラマの話題で盛り上がったのでした。
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