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心の中のガラスは砕けて散った
第9章 8月
腕を高くしたままの、綾乃の顔が苦悶の表情に
腰が僅かに痙攣し、苦悶の中、快感に耐えた唇が開き
堪えた呻きに喘ぎの声が入った

・・あっ・・ああっ・・あーーー!!・・・

薄桃色の肌襦袢が腰の動きに乱れ、白い肌を
覆う赤い縄が薄明かりの部屋に晒され
縛られ吊り下げられた、両の手を強く握りしめ
綾乃の腰が激しく痙攣し、高い声を上げ
綾乃の体から力が抜けた

荒い息使いのまま 蹲る綾乃 両の手は縛られたまま
床に付け、曲げた両足の股間から覗く 
黒く太いバイブから 鈍いモーターの音に、
時折腰が痙攣を繰り返し
柊と譲が全裸の姿で綾乃の前に立ちはだかる
物憂げな視線で譲を見上げ

「 先生、!! 」

柊が手に赤い麻縄を持ち、綾乃の前に座り
両の太腿に二重三重に その縄を脹脛にまた
三重に縛る、開脚縛り 綾乃は両の足を開かされたまま
譲を見上げた

「 挨拶を! 」
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