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奥深くナカに注いでください…
第13章 【私には妻も子供も居るのに教え子と快楽に堕ちていった…】










「ニュース見ました?また教師が教え子に手出して懲戒免職食らったってやつ、近頃増えてますよねぇ?前原先生は大丈夫だろうけど」



「え、まぁ……新婚ですよ?僕」



「そうだよね?来月には子供も生まれるんでしょ?どっちだったっけ?」



「男の子です、僕には理解出来ませんよ、教え子とだなんて」




前原先生とは僕の事で、職員会議が終わった途端に隣の席に居る国語の教師に話しかけられた
去年に結婚した僕は教員生活7年目、この春から新一年生の担任を持つ事になった
2月には受験生を送り出したところだし、この高校に赴任して3年、その前は他の高校に居た



見た目もそれほどイケメンでもないし、僕なんてモテませんよ
だから教え子に手を出した人はいわゆるモテる先生なんじゃないかな
イケメン先生が居なくなるのは有り難い話だ



「それにしても先生のクラスの赤城って子、成績優秀で羨ましいですよ、実力テストも学年1位だったって?」


「えぇ、まぁ、そんな目立たない子なんですけどね、クラスの平均点上げてくれて助かってますよ、ハハハ」



僕のクラスの赤城さあやって女子なんだけど、
THE優等生の代表…みたいな感じの子で
黒髪が肩につくくらい、大人しく寡黙な生徒だ
時々窓の外を眺めて遠い目をしているような……
それでいて成績優秀ときたら、漫画みたいだろ



「部活、入らないのか?赤城みたいに成績が良かったらスポーツもしてみると良いよ」



コミュニケーションのつもりで声を掛けてみたが
「興味ありません」の一言で片付けられてしまった
担任には何も期待してないってか?
友達居ないみたいだし、お昼も気付けば何処かに消えてる
スポーツが得意じゃないのかと言えばそうでもないし
本当、掴みどころのない生徒だよ








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