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何度タイムリープしても……初恋の幼馴染は誰かに純潔を奪われる
第1章 悪魔のサキュパスーミサー

小さな頃の気持ちを思い出し、困惑している智樹に、ミサが語りかける。
「小さな頃に結婚の約束までしてたココちゃん。最近までお互いにそのつもりだったのに。
そんなココちゃんの初めての相手についてお話しするわね……」
ミサはモニターの向こうで妖しい笑みを浮かべながら、ゆっくりと話し始めた。
智樹は画面を凝視し、緊張で手が震えるのを感じる。
ココの初めての相手……
初体験なんて……
ココはそんなに軽い女じゃないだろ……
そんな気持ちでいた。
「まだ貴方が付き合ってた夏休み前の事よ……
ココちゃんが入ってる演劇部の部長の涼って知ってる?」
智樹は頷きながら、涼の名前が脳裏に浮かぶと、胸が締めつけられるような感覚が走る。
「まぁ覚えてるよねぇ。 芝居も勉強も教えてくれる優しくて頼れる存在……。ココちゃんは、貴方のことも何度か涼に話してたの……」
ミサは楽しげに話を続ける。
「貴方はココちゃんから涼の話を聞かされて、嫉妬して少し怒った。
どうして思春期の男って、
恋人を所有物にしたがるのかしら……
他の男と話すな。SNSの男の名前を全部消せ。
そんな小さい男……モテない奴の典型なのよね……」
ミサの言葉に間違いはなかった。
余裕のない男はモテない。
いずれこうして振られてしまう。
智樹の脳裏に、あの日の記憶が鮮明に甦っていく。
「小さな頃に結婚の約束までしてたココちゃん。最近までお互いにそのつもりだったのに。
そんなココちゃんの初めての相手についてお話しするわね……」
ミサはモニターの向こうで妖しい笑みを浮かべながら、ゆっくりと話し始めた。
智樹は画面を凝視し、緊張で手が震えるのを感じる。
ココの初めての相手……
初体験なんて……
ココはそんなに軽い女じゃないだろ……
そんな気持ちでいた。
「まだ貴方が付き合ってた夏休み前の事よ……
ココちゃんが入ってる演劇部の部長の涼って知ってる?」
智樹は頷きながら、涼の名前が脳裏に浮かぶと、胸が締めつけられるような感覚が走る。
「まぁ覚えてるよねぇ。 芝居も勉強も教えてくれる優しくて頼れる存在……。ココちゃんは、貴方のことも何度か涼に話してたの……」
ミサは楽しげに話を続ける。
「貴方はココちゃんから涼の話を聞かされて、嫉妬して少し怒った。
どうして思春期の男って、
恋人を所有物にしたがるのかしら……
他の男と話すな。SNSの男の名前を全部消せ。
そんな小さい男……モテない奴の典型なのよね……」
ミサの言葉に間違いはなかった。
余裕のない男はモテない。
いずれこうして振られてしまう。
智樹の脳裏に、あの日の記憶が鮮明に甦っていく。

