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何度タイムリープしても……初恋の幼馴染は誰かに純潔を奪われる
第8章 オークションの舞台裏

そんな時にパソコンから優斗の声が聞こえてくる。
「ごめんな。あれくらい派手にしないと、客に示しがつかないんだ……わかってくれるよな?」
そう言って、心結にハンカチを手渡す優斗。
心結は受け取ったハンカチで涙を拭きながら、何度も、うん、うん、と頷いていた。
その光景を見つめながら、智樹はふと呟いた。
「優斗って、意外に優しいところがあるんだな……」
その言葉を聞いたミサが、こんな話を始めた。
「環境次第で、人の性格なんていくらでも変わるものよ。
例えば……そうね、
貴方のライバルになるのかしら?
あの涼って子もね……」
「涼……?」

