この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
unbalance
第8章 返事
……やりすぎた……?
え、どうしよう、恥ずかしい。
私で相馬がその気になってくれるなんて勘違いして、めちゃくちゃ恥ずかしい格好して。
引かれた?
やだ、相馬、行かないで、お願い、
「行かないで、相馬……」
すると、思いがけず強い口調が返ってきた。
「生で突っ込まれたいのかよ、馬鹿!」
ああ、そうか。
優しいな、ちゃんと避妊してくれるなんて。
いいのに、私、相馬の赤ちゃんなら、一人でも頑張って愛して育てるよ。
一生懸命幸せにするよ。
さっきドライヤーを探していた廊下のロッカーの奥から、相馬が小さな紙箱を持ってくる。
中身をひとつ取り出して、開封しながらベッドに戻ってきた。
彼がズボンと下着を一緒に脱ぐと、解放されたそれは元気に天井を向いた。
そこに相馬はゴムをつけて、ついでにTシャツも脱ぎ捨てる。
さっきのポジションに彼はもう一度座って、私の両膝の裏に手を入れ、ぐっと持ち上げた。
彼が私に近づくように腰を進める。突き出した先端が、私の入り口に触れて、そのままぬるりと上に逃げた。
やばい。
これ、どうしよう、私が、気持ちよくなっちゃう。
相馬が気持ちよくなるためにするはずなのに。
入れてほしい、相馬の、
「入れるぞ」
彼が自分自身に手を添えて、ゆっくりと私の中に入ってきた。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


