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第39章 カレー



 あ、気持ちいっ……!

「イッ………っっっ」



 思わず腰を仰け反らして、足がつりそうなぐらい突っ張って、自分の蜜壺からぎゅっと押し出された蜜が溢れるのがわかるくらいに、達した。

「美愛っ……!」

 優人はそれを追いかけるように、舌の動きと右手の動きを早めて、そして――

「……っ……ぁ……」

 小さく声を漏らした。



「……あー……」

 私の脚の間に口元を埋めたまま、相馬はしばらく息を詰めて、それから――ゆっくりと顔を上げた。

「……ごめん、美愛」

 肩で息をしながら、

「その……落ち着いたらでいいので……ティッシュを取ってくれませんか……」



 私が急いでベッドから手を伸ばして、ボックスティッシュから二、三枚のティッシュを出すと、相馬は「足りない」と言った。

 ベッドの下では相馬の両手が先っぽを覆い、ねばねばした白い液体がカーペットに落ちないように、辛うじて受け止めていた。


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