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第2章 ドライ・マティーニ♪

あなたを思って、居ても立ってもいられなくなると、時々『cross×』に立ち寄った。


マティーニの味がキツくて、別のカクテルを頼む事が増えていた…


ドライ・マティーニはあなたと飲むから美味しかったのかな…


二人の甘い時間が中和剤になってたのかな…


あなたと出会ってもうすぐ３年目の記念日が近付いていた


あの壊れるくらいに抱かれた日からもうすぐ一年…
あの日のあなたを思って、幾度も泣いた……


愛してるの言葉が欲しかった――


それだけで安心出来たんだよ…


でも、あなたは自分が言葉にした"愛してる"の意味を、私が思ってる以上の重く受け止めていたんだね…