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淫夢売ります
第50章 無邪気な淫魔:口づけ
ユメノが説明をしてくれた。
曰く、購入できる夢はいわゆる『淫夢』であること。
費用は2万5千円であり、万が一夢が気に入らなくても返さないこと。
そして、夢の内容は選ぶことができないこと。
「お客様は常盤様から夢を買えると聞いてここまでいらした・・・
なら、お買い上げいただけますよね?」
瞬間、女主人の瞳がまるで黒い三日月のように顔の上で歪んだように見える。
その目に気を取られてしまったせいだろうか、私はまるで熱に浮かされたように頷き、一枚のカードを購入した。
彼女が私に差し出してきたカード、数多の絵札から私自身が選んだそれは『眠る男に口づけをする美しい妖精』とでも言うべき図柄のカードだった。森のようなところで男が横たわっている。そこに白いふわりとした様子の女性・・・妖精のような女性が口づけをしている、そんな図案だった。
そのカードを渡す時、ユメノはにっこりと笑ってこう言ったのだ。
『上条様・・・これがあなたの、欲望です』
その笑った口もまた、ひどく歪んでいるように私には見えていた。
曰く、購入できる夢はいわゆる『淫夢』であること。
費用は2万5千円であり、万が一夢が気に入らなくても返さないこと。
そして、夢の内容は選ぶことができないこと。
「お客様は常盤様から夢を買えると聞いてここまでいらした・・・
なら、お買い上げいただけますよね?」
瞬間、女主人の瞳がまるで黒い三日月のように顔の上で歪んだように見える。
その目に気を取られてしまったせいだろうか、私はまるで熱に浮かされたように頷き、一枚のカードを購入した。
彼女が私に差し出してきたカード、数多の絵札から私自身が選んだそれは『眠る男に口づけをする美しい妖精』とでも言うべき図柄のカードだった。森のようなところで男が横たわっている。そこに白いふわりとした様子の女性・・・妖精のような女性が口づけをしている、そんな図案だった。
そのカードを渡す時、ユメノはにっこりと笑ってこう言ったのだ。
『上条様・・・これがあなたの、欲望です』
その笑った口もまた、ひどく歪んでいるように私には見えていた。

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