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淫夢売ります
第47章 仮面の夜会/三夜目:レ・スクラーヴ
え・・・公開調教!?

一瞬、ファントムの言っていることが理解できなくなる。いや、できているのだけど、身体が受け入れを拒否しているのだ。

人前で、知らない人に・・・!?

舞台の右手、スポットライトで照らされている部分のちょうど境に、リュネールが優雅に座っていた。その横には立ったままカクテルを傾けて、ニヤニヤとこちらを見ているデュークの姿があった。

二人の前で!?

「ああ・・・っ!お・・お願いします!ピスケスは・・・もういやらしいメスマンコをぐちょぐちょにして皆様の調教を待っております・・・早く・・・早く私を淫らに躾けてください!」

私の横に立っていたピスケスが、足を開き、自らの右手で陰部を、左手で乳首を弄りだす。その卑猥な言葉と自慰の様子で、また会場内にため息に似たどよめきが走る。

その姿に目を奪われていた私は、はっと気づいて再びリュネールたちに目を向けた。リュネールが小さく拍手をし、デュークも満足げに笑っていた。

あ・・・ああ・・・

この瞬間、私はこの舞台の意味を理解した。
どちらがより『主』であるリュネールとデュークを喜ばせるほどの淫らな姿を衆目に晒せるか・・・それを競う場なのだ。

ピスケスの痴態に感化されたのか、会場でチラホラと手が上がる。

ダメ・・・このままじゃ・・・。

立ったままの状態で、陰裂に指を差し入れてくちゅくちゅじゅぼじゅぼと卑猥な音を立てて自慰をしているピスケスの方に人々の注目は集まってしまっていた。なんとか、なんとかしてこの注目を取り返さないと・・・。

暗い海のような客席を見渡し、ゴクリとつばを飲む。
心臓の鼓動が高鳴る。

この前、ヴィトレで皆の前で強引にイかされたのとはわけが違う。
いつもの「躾け」とも違う。
今、この場では私は一人だ。
自分の意志でここに立っている。
これから言うことは、リュネールから強要されたわけではない。
これからすることは、デュークに無理強いされたわけでもない。

自分の・・・自分の意志だ
自分の意志で自らの淫らな姿を晒す・・・晒さないと・・・

晒さないと・・・

頭がボーッとして、まるで熱病に浮かされているみたいだった。
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