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淫夢売ります
第31章 白の花園:開く扉

☆☆☆
その日から、終業式までの3日間は、私にとって地獄のようだった。
次の日、紀美子ちゃんは私を見るなり、露骨に避けていった。
私はなんとか下の仲良しに戻りたくて、何が悪いのかもわからないまま、昨日のことを謝ろうとしたけれど、そのチャンスすらもらうことができなかった。
そして、私が紀美子ちゃんに言ったことはあっという間にクラス中に知れ渡っていた。
クラスの男子が私の方を見て笑っていた。
「やーい!やーい!へんたーい!」
「気持ちわりい!」
口々にそう言いながら私を揶揄する。私は耳をふさぐ。
別のグループの女子たちは、ヒソヒソと私の方を見て、遠巻きに喋っていた。
「え?マジ?」
「マジ、マジ・・・裕美ちゃん、告ったんだって」
「え?友達とかじゃなくて?親友って意味じゃなくて?」
「違う違う・・・キスしようとしたらしいよ」
「げーっ!キモチワル」
チガウ・・・チガウの!
そう、私はもうすぐ引っ越すから・・・だから。
一番大好きだった人に、気持ちを伝えたくて・・・。
だって、私、お引越ししちゃうから。
もう、二度と会えないかもしれないから。
だから、ちゃんと伝えたかったの。
自分の・・・・自分の本当の気持ちを。
紀美子ちゃんといると、私の胸はドキドキしちゃって。
紀美子ちゃんに触りたいって思っていて。
紀美子ちゃんにキスしたいって何度も何度も空想してて。
だから、だから、私。
・・・キスしたい・・・って、言った。
なんで?なんで?
それってそんなにおかしなこと?
私は好きだったから。
紀美子ちゃんのこと、好きだったから。
いけないことなの?
これは、いけないこと?
私の想いは・・・知られちゃ・・・いけないことだったの?
毎日、毎日、私は泣いていた。
それでも学校にいかないとお父さんやお母さんが心配すると思い、歯を食いしばって行っていた。
なんで、今まで忘れていたんだろう。
なんで、こんな大事な想いを、ずっとずっとなかったことのようにしていたんだろう?
その日から、終業式までの3日間は、私にとって地獄のようだった。
次の日、紀美子ちゃんは私を見るなり、露骨に避けていった。
私はなんとか下の仲良しに戻りたくて、何が悪いのかもわからないまま、昨日のことを謝ろうとしたけれど、そのチャンスすらもらうことができなかった。
そして、私が紀美子ちゃんに言ったことはあっという間にクラス中に知れ渡っていた。
クラスの男子が私の方を見て笑っていた。
「やーい!やーい!へんたーい!」
「気持ちわりい!」
口々にそう言いながら私を揶揄する。私は耳をふさぐ。
別のグループの女子たちは、ヒソヒソと私の方を見て、遠巻きに喋っていた。
「え?マジ?」
「マジ、マジ・・・裕美ちゃん、告ったんだって」
「え?友達とかじゃなくて?親友って意味じゃなくて?」
「違う違う・・・キスしようとしたらしいよ」
「げーっ!キモチワル」
チガウ・・・チガウの!
そう、私はもうすぐ引っ越すから・・・だから。
一番大好きだった人に、気持ちを伝えたくて・・・。
だって、私、お引越ししちゃうから。
もう、二度と会えないかもしれないから。
だから、ちゃんと伝えたかったの。
自分の・・・・自分の本当の気持ちを。
紀美子ちゃんといると、私の胸はドキドキしちゃって。
紀美子ちゃんに触りたいって思っていて。
紀美子ちゃんにキスしたいって何度も何度も空想してて。
だから、だから、私。
・・・キスしたい・・・って、言った。
なんで?なんで?
それってそんなにおかしなこと?
私は好きだったから。
紀美子ちゃんのこと、好きだったから。
いけないことなの?
これは、いけないこと?
私の想いは・・・知られちゃ・・・いけないことだったの?
毎日、毎日、私は泣いていた。
それでも学校にいかないとお父さんやお母さんが心配すると思い、歯を食いしばって行っていた。
なんで、今まで忘れていたんだろう。
なんで、こんな大事な想いを、ずっとずっとなかったことのようにしていたんだろう?

