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淫夢売ります
第29章 白の花園:閉ざされた庭園
「裕美・・・」
そのまま軽く肩を押され、押されるままに私はベッドに倒れ込む。
私を見下ろすユミの顔が、窓からさす陽光を背に見える。
目を細めて、優しく微笑む彼女の顔が、思いの外官能的で、それもまた私の心臓を跳ねさせた。

そっと、髪の毛を掻き上げ、耳にかける。

「もう一回、キス・・・するね」
してもいい?とか、したい、ではなく、するね、と言われ、私は逆らうことができなくなる。私の身体の上にまたがり、両手の手で頬を挟むと、ユミの顔が近づいてくる。

その時には、私も甘いキスの予感に口が半開きになってしまっていて、ユミは今度は私の口の中に舌を差し入れてきた。

「ん・・・んっ!」

口の中でユミの舌が私の舌を撫ぜてくる。私も無意識の内に舌を絡ませるようにしてしまう。

なにこれ・・・これ・・・キスだけで、なんでこんなに気持ちいいの?
10秒・・・20秒くらい?
舌が絡み合う。

そっと唇が離された時には、互いの唾液が混ざり合い、糸を引いて垂れるほどになっていた。

「裕美・・・舌を出して」
もう、言われるがままだった。何度かのユミとのキスを経て、下半身がズクズクとうずいている。もっと、もっとと身体が彼女から与えられる官能を求め始めていた。

おずおずと舌を出すと、ユミがそれを優しく吸ってくれた。
いつの間にか私はユミの細い腰に腕を回し、ユミを抱きしめるようにしていた。

「裕美・・・可愛い・・・好き・・・」

好き、という言葉に載せて、また、軽く唇にキスを降らせてくる。
その甘いプレッシャーに「あ・・・」と声が漏れてしまった。

「裕美のこと・・・ほしいの・・・ずっと、待ってたのよ
 ずっとずっと・・・ここで、私、ひとりで」
 頬に、首筋に、耳たぶに、キスが降ってくる。

ユミのまつげが頬にあたり、くすぐったくて、気持ちよかった。

「だから・・・いいでしょ?」
私が答える前に、ユミの細い指が私のブラウスのボタンを外し始めていた。胸が開けられ、なんの飾り気もない、白いブラジャーがあらわになる。ここに来て、やっと私の羞恥心が機能し始めた。

「だ・・ダメ・・・」
腕を胸の前で合わせる。なんにも可愛らしくない下着・・・大きくもない胸。そんなの、見られたくなかった。
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