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わたしの彼は 甘くて強引
第9章 紳士な意地悪は如何ですか?

「――取り敢えず、もうここに押し掛けるのはやめるよう…そう上の人間に伝えて下さい」


どの母親にとっても、世間体というのは一番気にするところだろうか…

こんな連中が休日の昼間から押し掛けてくるのでは、よほど肩身が狭いに違いない。



「これからは俺の職場に連絡をいれるように…」


翔はポケットから名刺を取り出して男たちに渡そうとした


だがそこまで言われて彼等も黙っていない――



「…っ…だいたいよぉ、お前はこの事に無関係だろ?」

金髪が言った

「お前の職場とか…、部外者の介入はお断りなんだよ!!」

坊主頭もそれに続く。





「……部外者?」



名刺を差し出す手を止めて
翔の眉がピクリと動いた。




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