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”She”
第3章 梨花さんとの関係がバレる。梨花さんと愛を確かめ合うセックス。
「文哉くん?今大丈夫?」
梨花さんはきまってそう聞く。
僕は決まってさも暇だったかのように
「大丈夫だよ」と答える。
それから5分ほど、
余裕がある時は10分くらい
おしゃべりして電話を切る。
店の愚痴や、まして吉井副店長のことは一切僕には話さない。
梨花さんはひたすら、僕に会いたい、
と言ってくれる。
結局会える時間がないのは
梨花さんの方なんだけど・・。
梨花さんは
なかなか僕に会う時間がないと不機嫌になり、
なぜか僕がそれをなだめる。
そんなやりとりすら可愛い。
僕に会いたがってくれているというだけで嬉しい。
もちろん、
会えない苦しさのほうが
その嬉しさにまさるのは言うまでもないけど。
バイト先ではすれ違うだけ、
連絡は梨花さんからくるのを待つだけ。
そんな日々が三か月続いた。
ある時、
僕が大学のカフェテリアで
コーヒーを飲みながらレポートを書いていると、
梨花さんから電話が来た。
「梨花さん」
「あっ、ふ、文哉くん・・・」
「どうしたの?大丈夫?」
「う、うん、大丈夫」
その声のトーンは上ずっていて
聞くからに大丈夫ではなさそうだ。
梨花さんはきまってそう聞く。
僕は決まってさも暇だったかのように
「大丈夫だよ」と答える。
それから5分ほど、
余裕がある時は10分くらい
おしゃべりして電話を切る。
店の愚痴や、まして吉井副店長のことは一切僕には話さない。
梨花さんはひたすら、僕に会いたい、
と言ってくれる。
結局会える時間がないのは
梨花さんの方なんだけど・・。
梨花さんは
なかなか僕に会う時間がないと不機嫌になり、
なぜか僕がそれをなだめる。
そんなやりとりすら可愛い。
僕に会いたがってくれているというだけで嬉しい。
もちろん、
会えない苦しさのほうが
その嬉しさにまさるのは言うまでもないけど。
バイト先ではすれ違うだけ、
連絡は梨花さんからくるのを待つだけ。
そんな日々が三か月続いた。
ある時、
僕が大学のカフェテリアで
コーヒーを飲みながらレポートを書いていると、
梨花さんから電話が来た。
「梨花さん」
「あっ、ふ、文哉くん・・・」
「どうしたの?大丈夫?」
「う、うん、大丈夫」
その声のトーンは上ずっていて
聞くからに大丈夫ではなさそうだ。

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