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愛蜜花 〜優しいSとMの関係〜
第2章 2

それからしばらく、二人で話をした。
店内は、イベントと言うこともあり、それほど静かな雰囲気でもなく、時折よく聞き取れなくて、聞き返すのだけれども、聞き取りにくいからか、少し顔を近付ける形にはなるのだけれど。
経営のコンサルタントをしていると言うその紳士は、落ち着いた様子で色々な話の引き出しを持っているようだった。
だからと言って、こちらの話にもちゃんと耳を傾けてくれて、お酒の席ということもあり、なんだか余計なことまで話し始めていた。
『良ければ、場所変えましょうか?』
と、突然話を振られて時計を確認すると、ここに来てからいつの間にか1時間以上経過していた。
その仕草を見て、
『あ、時間ないですか?』
と、再度質問を投げかけられた。
『そんなことはないですけど…』
まぁ、元々30分ほどで帰る予定で居たし、義理は果たしたと思った。
けれど、言ってしまえばこの人と場所を変えて過ごす必要もないなーと思い、少し躊躇った。
結局、やんわりと断りを入れ、凛子に挨拶を済ませ、会場を後にした。
店内は、イベントと言うこともあり、それほど静かな雰囲気でもなく、時折よく聞き取れなくて、聞き返すのだけれども、聞き取りにくいからか、少し顔を近付ける形にはなるのだけれど。
経営のコンサルタントをしていると言うその紳士は、落ち着いた様子で色々な話の引き出しを持っているようだった。
だからと言って、こちらの話にもちゃんと耳を傾けてくれて、お酒の席ということもあり、なんだか余計なことまで話し始めていた。
『良ければ、場所変えましょうか?』
と、突然話を振られて時計を確認すると、ここに来てからいつの間にか1時間以上経過していた。
その仕草を見て、
『あ、時間ないですか?』
と、再度質問を投げかけられた。
『そんなことはないですけど…』
まぁ、元々30分ほどで帰る予定で居たし、義理は果たしたと思った。
けれど、言ってしまえばこの人と場所を変えて過ごす必要もないなーと思い、少し躊躇った。
結局、やんわりと断りを入れ、凛子に挨拶を済ませ、会場を後にした。

