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第35章 四月…アメリカ渡米と新しい生活

悠介「へぇ…相当必死だったんですね…それが用事だったんですか？」

カルロ父「いや…お礼をしようと思ってね…君と一つ大きな契約を結びたい…ついてはこちらに来て欲しい…ああ…そっちにはもう話しを通してある…どうかな？」

そう言われて目の前のおじさんを見るとニヤッと笑い頷く…

悠介「ありがとうございます…しかし自分との契約はお断りします…出来ればジョンと契約してやってくれませんか？」

カルロ父「！しかし君の実家の方は…そこにもちゃんと益のある内容なんだ…」

会長もびっくりして居たが無視して…

悠介「そこにはもう十分な配慮をして頂いてます…これ以上の益は学園を腐らせる要因でしかありません…日本の少子化が進み既に大多数の大学が逼迫してます…いずれ統合することになるのは必定…なので今はそこに手を差し伸べるのは頂けないと…それよりも…若く次代を担うジョンやカルロに手柄を…自分は手に余る報酬と良い環境をおじさん達から沢山頂いてます…親友2人が世界に飛躍する為の礎になれればそれで良いです」

カルロ父「…ありがとう…悪いけど…会長に変わって貰って良いかな？」

会長「はい…はははッ…ええ…そうですね…分かりました…では…」

会長「…悠介…感謝する…アレックス…すぐにジョンを呼びなさい…悠介は少し残ってくれ…」


ソファーを進められて座って…

会長「君の伴侶は未だに見つけていないようだが…」

悠介「…やっぱりそれ…居ないからどうにもなりませんよ？まさか爺様とタッグ組むのはやめて下さいよ？俺逃げますからね？」

会長「そんな事はしないよ…息子達のあの様子を見るとね…一気にやる気も行動まで変わった…驚きだったよ…カルロの親父もそう言ってた…目が変わったと…」

悠介「クス…俺はたまたまこの人？と思う子を2人に引き合わせて見ただけ…俺の事は大丈夫なんで…今まで通り…吐け口だけお願い出来ると嬉しいです…仕事はしますから…もちろん勉強も…あとは好きにさせて下さい…兄がずっと守ってくれてたので先に兄の妻になる人を見たいんですよ…その後俺も考えます…もちろん見つけたら離しませんけどね…仕事と大学でこの四年は無理ですよ？」