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第12章 第12章　由香

忠は首を傾げ、隣に座って居た綾乃が忠の股間を
触って来た、

「　由香が良いと言えば・・・　」
忠は由香に視線を送った　由香はとろんとした目で
忠に目を合わせ、英明を見て、また忠を見て来る
綾乃が露天風呂の中、由香の傍に近付き　耳元で
何か話しかけ、由香の目が大きく開き忠を見た
由香の両側に坂東夫妻が座り、由香が頷いて立ち上がった

綾乃に手を引かれ、露天風呂から出て、洗い場に歩いて行く
英明も後ろから付いて行き、由香がバスマットに座り
話声が聞こえて来た、微かな笑い声が聞こえ、
由香の体にシャワーを綾乃が掛けて、３人が露天風呂へ
歩いて来る、　大柄な坂東夫妻の真ん中を歩く由香は
まるで子供の様に綾乃に手を引かれ、露天風呂を照らす
小さな灯りが由香の全裸を浮かばせ、股間に有った
黒い陰りが消え、薄黑い縦の一筋を見せた

「　奇麗に成りましたよ　」

英明が嬉しそうに言いながら、露天風呂の中へ
由香が恥ずかしそうに股間に手を当て忠を見て来た
綾乃と由香も静かに体を沈め、暗い露天風呂の中
かけ流しのお湯が流れ込む音だけが流れ
静かな時間が流れて行った