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第27章 『個人パーティーのサクラ』

『樹さん…真奈美ちゃんに
興味ある感じだったもんね？
昔から、色々スタッフも
女優も食いまくってる人だし。
その辺の持って行き方とかも
手慣れてる人だし…、
お金あげるって言って、
お尻とか触られてたの？…』

駐車場まで戻って来たが、
僕はパーティーで酒を飲んでいたので。
車の運転は…助手の真奈美ちゃんに任せて。

自分は運転席ではなく助手席に
乗り込んでシートベルトを締めた。

「お尻…も…触られましたけど…ッ」

『けど？？チンポでも触らさせられた？』

「名刺……、仁さんの所で
お金…困ってるなら…いつでも言ってって…」

樹さんが真奈美ちゃんに握らせた
自分の名刺には…、個人的な方の
電話番号とLINEのIDも書かれていた様で。

『樹さんは…、女性関係が派手だし
トラブル回避というか…特定の
恋人とか奥さんは作らない主義の人だから。
常に関係のある女の子達が、
１０人とか居る様な人だからねぇ…』

「私は…、セクシー女優には
全然……興味ありません…からッ」

『そうだね…。真奈美ちゃんが
そう言ってくれると、僕の
あのクソ親父がした事が…
無駄じゃなかったって…僕も思えるよ…。
じゃあ……帰ったら…ご褒美にしようか…？』


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