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はい。もしもし、こちら、夫婦円満本舗です。
第33章 『決戦は土曜日に…第二部』

そう…言って自分の父親である
高階の隣に美月が座って、
高階社長…お義父さんも美月の
登場に驚いている様子もなかったから
ここに美月が来る事は
お義父さんの中では予定通りだって事だ。

その美月の隣にスーツの男が立つと
名刺入れから名刺を俺と明日香の
それぞれに対して差し出して来て。

スーツの男から名刺を受け取った
明日香は弁護士の文字を見て
顔から血の気が引いたような顔になる。

その頃…仁と真奈美はと言うと。

この話し合いの場所に僕と
真奈美ちゃんは居なくてもいいし
後は…本人達と…卯月弁護士に
任せておけば大体…大丈夫…で。

遊亀家の話し合いが行われている間
僕と真奈美ちゃんはハンター迎賓館にある
別の個室に居た。

僕達と伊藤雄介と森園美海
そして伊藤雄介の両親と
森園美海の両親…そして
スーツ姿の男性がひとり…。

今は伊藤雄介の離婚調停の
担当をする弁護士である卯月は
先に依頼を受けた遊亀美月を優先するからと
知り合いの弁護士の秋山先生に
自分の代わりに森園に対して
説明をする依頼をしてくれていて。

秋山先生から、森園美海に対して
夫である伊藤雄介からの条件の
提案を提示する形でこちらの
離婚協議は進んで進んでいて。

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