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ex-girlfriend
第5章 消えた彼女

再就職して安定した生活が出来るようにすること。
そして、彼女を探すこと。
これが当面の、
そして、少しでも早くやるべきことになった。
再就職については、
同業他社にはいかないことだけは決めていた。
会社の利益優先で、
かなりえげつないことを平気でやることに疲れてしまっていたのと、
上海から戻った後も、本社や首都圏の支店のラインに戻れる訳ではなく、
国内の地方、或いはアジア圏とかに飛ばされることが見えていて、
もしも彼女と結婚することになったら、
そんな生活に巻き込むことになるし、
単身赴任はもっと嫌だと思ったから、あっさり会社は辞めてしまった。
それで、たまたま前から誘われていた大学のゼミで一緒だったヤツと、
共同経営で会社を立ち上げる話が一気に進んだ。
都内に小さいオフィスは構えるけど、
ほぼリモートでいける仕事は、
今の僕には有り難かった。
そして、彼女探し。
携帯が繋がらないのは、
ちょうど彼女が結婚したと聴いた頃と同じような感覚になって、
少し嫌な感じがした。
でも、更新されないSNSは、
一応まだ、無くなってはいなかったから、
毎日、メッセージを送ってはみた。
仕事が決まったこと。
どんな仕事で、
これからどんなペースでの仕事と生活パターンになるのか。
彼女を探す為にどんなことをしてるか。
そして、何よりも、
会いたいってこと。
ずっと、好きだった。
君なしでは居られないくらい愛してる。
そんな陳腐で、
口に出来ないようなことも書いたりした。
既読にはならなかったけど、
日記が手帳にメモするように、
毎晩、眠る前に書いていった。
そして、彼女を探すこと。
これが当面の、
そして、少しでも早くやるべきことになった。
再就職については、
同業他社にはいかないことだけは決めていた。
会社の利益優先で、
かなりえげつないことを平気でやることに疲れてしまっていたのと、
上海から戻った後も、本社や首都圏の支店のラインに戻れる訳ではなく、
国内の地方、或いはアジア圏とかに飛ばされることが見えていて、
もしも彼女と結婚することになったら、
そんな生活に巻き込むことになるし、
単身赴任はもっと嫌だと思ったから、あっさり会社は辞めてしまった。
それで、たまたま前から誘われていた大学のゼミで一緒だったヤツと、
共同経営で会社を立ち上げる話が一気に進んだ。
都内に小さいオフィスは構えるけど、
ほぼリモートでいける仕事は、
今の僕には有り難かった。
そして、彼女探し。
携帯が繋がらないのは、
ちょうど彼女が結婚したと聴いた頃と同じような感覚になって、
少し嫌な感じがした。
でも、更新されないSNSは、
一応まだ、無くなってはいなかったから、
毎日、メッセージを送ってはみた。
仕事が決まったこと。
どんな仕事で、
これからどんなペースでの仕事と生活パターンになるのか。
彼女を探す為にどんなことをしてるか。
そして、何よりも、
会いたいってこと。
ずっと、好きだった。
君なしでは居られないくらい愛してる。
そんな陳腐で、
口に出来ないようなことも書いたりした。
既読にはならなかったけど、
日記が手帳にメモするように、
毎晩、眠る前に書いていった。

