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生きること、思うこと
第375章 お礼参り

私は内心、お寺さんも檀家さんが減ってやり繰りも大変なのだろうな。
そう、思ったのでこう答えたのです。

「そうですか、大丈夫ですよ…」

お線香に火をつけて貰い受け取る時に「ありがとうございます」と言いました。
すると、社務所のお母さんも「ありがとうございます」と返してくれるのです。

お線香を持ち大きな観音様にお線香を上げました。
そして、リンをチリンと鳴らすと私はまた『ありがとうございます』と祈ったのです。

観音様のお顔はとても優しくて慈愛に満ちた表情をしています。
私はこの観音様が大好きなのです。

お参りが終わると中門を出てまた深々と境内に頭を下げました。
とてもお天気にも恵まれお参りが出来て境内を後にした時、心はとても清々しい気持ちになっていました。

私はお参りをする前日にちょっとした人とお別れをしていたのです。
私はその人に深く思い(執着)を寄せていました。

ですが、その人との関係は私が求めている『分かち合う』関係ではなかったのです。
ですので、お別れをしたのですが、お参りをした後本当に気持ちが吹っ切れたのです。

その人に対する思い(執着)が無くなったのでした。
今はただその人が『幸せ』になって欲しいと思っているのです。

お参りを済ませた後は、またバスに乗り隣街の東急百貨店に行き買い物をして、お昼はスシローでお寿司が食べたくて光り物を沢山食べて帰ってきました(笑)

自宅に戻ってからも私は色々な事に気づかされました。
『自分の事を許すこと』や亡くなった倫也さんの事も『許すこと』。

私は今まで、倫也さんが亡くなってから自分を許す事が出来なかったのです。
そして、亡くなってしまった倫也さんも許せなかったのでした。

自分を許せない人は他人も許す事が出来ないのです。
自分に厳しい人は他人にも厳しいのです。

でも、自分も人も優しく許すこと。
『人に優しく、自分に甘く』という事にも気づかされました。

本当にありがたいことだと感じたのです。
今回のお参りは沢山の気づきを与えられたと思う今日この頃なのです。


今日も最後まで読んで頂きありがとうございます。


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