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生きること、思うこと
第363章 お墓参りのその後

「それで、クロちゃんは何て言ってたの?」
「うん、知らない男の人が来て逃げて来た…って言ってたよ…」

「知らない男の人ってマサさんのことかな?」
「多分、そうだと思うけどなぁ…」

クロちゃんはマサさんのことが怖かったのでしょう。
虹の丘のお墓から香織ちゃんの所に逃げて来たのでした。

でも、本当に怖かったのでしょうか。
私はちょっと違うと感じていました。

「香織ちゃん、クロちゃんマサさんに焼きもち焼いてなかった?」
「あー、それは言えるかも知れない…嫉妬だね…」

クロちゃんは私の事がとても大好きなのです。
そして、クロちゃんはいつも香織ちゃんにこう言っていたのです。

「僕はお母さんが大好きなんだ、だからお母さんは僕が守るんだ…」

その気持ちが強かったのでしょう。
クロちゃんはマサさんに嫉妬していたのです。

その事をマサさんに話しました。
すると、マサさんは穏やかに笑いながらこう言うのです。

「クロちゃん、俺に焼きもち焼いてたの?可愛いなぁ(笑)」
「ごめんね、クロちゃんは嫉妬深いから…それに私の事が大好きなんだ…」

「じゃ、今度行った時はクロちゃんに俺はだだの美月さんの友達だよ…て言おうか?」
「それで、納得するかなぁ(笑)」

クロちゃんはそんな嘘は見破るに違いありませんでした(笑)
私の事を虹の橋を渡った後でもこうして思ってくれているクロちゃんには感謝の言葉しかありません。

時間は掛かるかも知れませんが、いつかマサさんの事もクロちゃんは受け入れてくれるだろう。

そんな風に思っているのです。
クロちゃんも穏やかに虹の丘のお墓で眠って欲しいな…と、思う今日この頃なのです。


今日も最後まで読んで頂きありがとうございます。


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