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想い人
第7章 【続】第二章・絶対私の想い人

おいで…と透也が両手を広げるから、私はすぐに立ち上がりその胸に飛び込む。
「そうやってすぐ子供扱いするんだから」
透也の胸に顔を埋め、拗ねてみせる。
ごめんと言いながら、透也は私の頬を両手で挟んで上を向かせた。
─────透也は知らないんだ、私がビールの味を知ってる事。
勿論、ビールを飲んだ事がある訳じゃない。
「んっ…」
重ねられた唇。
滑り込み、絡み合う熱い舌。
そこから微かに伝わるのは、たった今、透也が飲んでいたビールの味。
(……確かに、20歳になったからって飲めそうにないけど……)
いつもより高い透也の体温に、キスだけで溶かされそうになっていた。
「そうやってすぐ子供扱いするんだから」
透也の胸に顔を埋め、拗ねてみせる。
ごめんと言いながら、透也は私の頬を両手で挟んで上を向かせた。
─────透也は知らないんだ、私がビールの味を知ってる事。
勿論、ビールを飲んだ事がある訳じゃない。
「んっ…」
重ねられた唇。
滑り込み、絡み合う熱い舌。
そこから微かに伝わるのは、たった今、透也が飲んでいたビールの味。
(……確かに、20歳になったからって飲めそうにないけど……)
いつもより高い透也の体温に、キスだけで溶かされそうになっていた。

