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想い人
第7章 【続】第二章・絶対私の想い人

「片山さん、大丈夫かな?」
「……さぁ…? 美空追い掛けて、部屋飛び出して来ちゃったから……」
恋人繋ぎをしながら、仄かなライトに照らされた散歩道を2人で歩く。
「片山さん、酔ってるのは演技っぽかったよ?」
「あー…でも、確かに俺のグラスに注ぐばっかで飲んでなかったな」
やっぱり気付いてなかったんだ!
透也は誰にでも優しくて、拒めなさそうな所があるから心配だよ!
「もーっ、簡単に騙されないでよ! 私がいなかったら、片山さんに襲われてたんだよ⁈ 」
グッ…と繋いだ透也の手を引っ張って頬を膨らませてみせる。
フッと優しく笑う透也。
ドキドキと心臓が忙しく鳴った。
「大丈夫。美空以外の女の人なら、理性で制御出来るから」
「え? それってどういう意味?」
「美空には、理性が効かなくなるって事」
「……それって喜んでいいんだよね?」
「喜んでばっかいると、こういう外でも襲っちゃうよ?」
─────ドクンッ
立ち止まり私を見つめる透也の瞳は、獲物を捕らえた獣のようで…
その瞳に射すくめられた私は、その場に立ち尽くしていた。
「……さぁ…? 美空追い掛けて、部屋飛び出して来ちゃったから……」
恋人繋ぎをしながら、仄かなライトに照らされた散歩道を2人で歩く。
「片山さん、酔ってるのは演技っぽかったよ?」
「あー…でも、確かに俺のグラスに注ぐばっかで飲んでなかったな」
やっぱり気付いてなかったんだ!
透也は誰にでも優しくて、拒めなさそうな所があるから心配だよ!
「もーっ、簡単に騙されないでよ! 私がいなかったら、片山さんに襲われてたんだよ⁈ 」
グッ…と繋いだ透也の手を引っ張って頬を膨らませてみせる。
フッと優しく笑う透也。
ドキドキと心臓が忙しく鳴った。
「大丈夫。美空以外の女の人なら、理性で制御出来るから」
「え? それってどういう意味?」
「美空には、理性が効かなくなるって事」
「……それって喜んでいいんだよね?」
「喜んでばっかいると、こういう外でも襲っちゃうよ?」
─────ドクンッ
立ち止まり私を見つめる透也の瞳は、獲物を捕らえた獣のようで…
その瞳に射すくめられた私は、その場に立ち尽くしていた。

