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想い人
第6章 【続】第一章・同級生の想い人

「カッコイイ…」
─────ん⁉︎
今の誰の声⁉︎
私じゃないよ⁉︎
振り返れば、他の部署の女性社員や一般の女性客が、チラチラと透也を見ていた。
「ダメダメ!」
「え? 美空?」
驚く透也の胸元を、隠すように襟を引き寄せる。
「透也、カッコイイから皆見てるよ! 胸元、見せちゃダメ!」
ギューギューと襟をキツく寄せれば、透也は苦しそうな顔をして私の両手を掴んだ。
「……美空もな」
私の両手を包み込むように握って、透也は襟元から両手を引き剥がす。
─────ん⁉︎
今の誰の声⁉︎
私じゃないよ⁉︎
振り返れば、他の部署の女性社員や一般の女性客が、チラチラと透也を見ていた。
「ダメダメ!」
「え? 美空?」
驚く透也の胸元を、隠すように襟を引き寄せる。
「透也、カッコイイから皆見てるよ! 胸元、見せちゃダメ!」
ギューギューと襟をキツく寄せれば、透也は苦しそうな顔をして私の両手を掴んだ。
「……美空もな」
私の両手を包み込むように握って、透也は襟元から両手を引き剥がす。

