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ただ一緒に居たいだけ
第17章 新しいカタチ

恵吾さんが2年生になった春に、
健吾さんのお母様を見送った。
初めての近親者の死を、
恵吾さんがどのように受け止めたのかは正確には判らなかったけど、
いつまでも私の手を握り締めて、
じっと考え込んでしまっていて、
その後も暫く私のベッドに潜り込んではしがみついて泣いたりしていた。
そして、健吾さんが少しずつ、
私を抱くことが少なくなっていった。
年齢を考えたら当たり前のことだったかもしれない。
「んー。
あんまり元気にならなくなってきたかな?
美波さん、物足りないよね?」と言って、
たくさん刺激してくれたり、
お道具的なものを準備してくれたりしたけど、
人工的だし、なんとなく怖くて、
「そんなこと、しなくて大丈夫だから、
たくさん抱き締めてキスして?」と言ったりしていた。
そして、その2年後のある日、
突然のお別れを迎えることになってしまった。
健吾さんのお母様を見送った。
初めての近親者の死を、
恵吾さんがどのように受け止めたのかは正確には判らなかったけど、
いつまでも私の手を握り締めて、
じっと考え込んでしまっていて、
その後も暫く私のベッドに潜り込んではしがみついて泣いたりしていた。
そして、健吾さんが少しずつ、
私を抱くことが少なくなっていった。
年齢を考えたら当たり前のことだったかもしれない。
「んー。
あんまり元気にならなくなってきたかな?
美波さん、物足りないよね?」と言って、
たくさん刺激してくれたり、
お道具的なものを準備してくれたりしたけど、
人工的だし、なんとなく怖くて、
「そんなこと、しなくて大丈夫だから、
たくさん抱き締めてキスして?」と言ったりしていた。
そして、その2年後のある日、
突然のお別れを迎えることになってしまった。

