この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ただ一緒に居たいだけ
第16章 再会と壁

穏やかで優しい毎日が進んだ。
メイちゃんと渉さんの育児も順調のようで、
ホッとした気持ちで過ごした。
7月に入ったある日、
メイちゃんから健吾さんに、
「お兄ちゃんのトコ、
出産したって連絡があったけど、
病院、教えてくれなくて。
お父さんの処に連絡あった?」と電話があった。
健吾さんにも私にも特に連絡はなかった。
健吾さんが連続しても、
電話は繋がらないようだった。
少し不安な気持ちになってしまう。
そして、更に1週間ほどして、
慎吾さんから私に電話があった。
「美波さん、助けて?」
「えっ?」
「俺、どうしたら良いか判らなくて…」
後ろで弱々しい赤ちゃんの泣き声がしている。
只事ではないと思った。
「何処に行けば良いの?
住所、ショートメールして?」と言って、
私はすぐに家を出て向かった。
メイちゃんと渉さんの育児も順調のようで、
ホッとした気持ちで過ごした。
7月に入ったある日、
メイちゃんから健吾さんに、
「お兄ちゃんのトコ、
出産したって連絡があったけど、
病院、教えてくれなくて。
お父さんの処に連絡あった?」と電話があった。
健吾さんにも私にも特に連絡はなかった。
健吾さんが連続しても、
電話は繋がらないようだった。
少し不安な気持ちになってしまう。
そして、更に1週間ほどして、
慎吾さんから私に電話があった。
「美波さん、助けて?」
「えっ?」
「俺、どうしたら良いか判らなくて…」
後ろで弱々しい赤ちゃんの泣き声がしている。
只事ではないと思った。
「何処に行けば良いの?
住所、ショートメールして?」と言って、
私はすぐに家を出て向かった。

