この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ただ一緒に居たいだけ
第15章 霧の中

毎日のように、慎吾さんと健吾さんから電話やLINEがあった。
そして、ルカさんからのLINEには、
1枚、母子手帳の表紙の写真が添付されて送られてきていた。
私はそのまま、個人携帯の電源を入れるのを辞めてしまった。
私の誕生日には、
慎吾さんがマンションまで来ていたようだったけど、
そんな気がしたので、
渉さんには「出張だから」と言って、
1週間ほどホテルに滞在した。
思い余った健吾さんからは、
仕事用の携帯とメールにも連絡があったけど、
携帯は着信拒否にして、
メールには短く「連絡しないでください」とだけ返信した。
渉さん達の結婚式は、
一番仕事に影響のない1月にということになり、
私の会社が経営する式場で、
こじんまりとすることになっていた。
そして、自分の身体の異変にも気づいてしまっていた。
検査薬を買って試してみたら、
陽性だった。
妊娠しやすい体質ってあるのかしら?
願っても授からない方も居るのに。
私は冷めた気持ちで考えて、
嗤って、
泣いた。
そして、決断した。
そして、ルカさんからのLINEには、
1枚、母子手帳の表紙の写真が添付されて送られてきていた。
私はそのまま、個人携帯の電源を入れるのを辞めてしまった。
私の誕生日には、
慎吾さんがマンションまで来ていたようだったけど、
そんな気がしたので、
渉さんには「出張だから」と言って、
1週間ほどホテルに滞在した。
思い余った健吾さんからは、
仕事用の携帯とメールにも連絡があったけど、
携帯は着信拒否にして、
メールには短く「連絡しないでください」とだけ返信した。
渉さん達の結婚式は、
一番仕事に影響のない1月にということになり、
私の会社が経営する式場で、
こじんまりとすることになっていた。
そして、自分の身体の異変にも気づいてしまっていた。
検査薬を買って試してみたら、
陽性だった。
妊娠しやすい体質ってあるのかしら?
願っても授からない方も居るのに。
私は冷めた気持ちで考えて、
嗤って、
泣いた。
そして、決断した。

