この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ただ一緒に居たいだけ
第12章 お別れの筈なのに

いつものようにグリーン車に座って、
おしぼりを受け取ってから携帯を出す。
たくさんの着信。
LINEの通知を見て、
溜息をついてしまう。
まずはLINEと思ってアプリを開くと、
珍しく渉さんからのものがあった。
「ルカさんが連絡先教えてって言ってるけど、
教えても良いかな?」という内容で、
「既読にならないね。
忙しそうだね」と次にはあって、
「女の子だって判っているから、
LINEだけ教えても良いかな?」とあった。
「ごめん。
忙しくて、今、メッセージ見たの」と返信すると、
「こっちもごめん。
どうしても、連絡したいことがあるって言われたから、
LINEだけ教えちゃったよ?」と返信が来たから、
「大丈夫よ」と送った。
次に、
ルカさんからと思われるメッセージを確認した。
まずは友達として承認してみると、
「お話したいことがあります。
会えませんか?」
という内容がすぐに返信された。
「今日は、出張からの戻りで遅くなりますので、
明日でも宜しいですか?」と打ち込んでみると、
「はい。
大丈夫です」と返信が来た。
「では、明日の11時に…どちらが出易いです?」と訊くと、
「品川駅では?」と来た。
チクンと胸が痛くなる。
この前、慎吾さんと2人、エスカレーターで昇って行ってた駅ビルの中にある、判りやすいカフェの名前を書くと、
「判りました」と返信が来た。
もしかしたら…。
ううん。
多分、きっと、
慎吾さんの話だと思った。
おしぼりを受け取ってから携帯を出す。
たくさんの着信。
LINEの通知を見て、
溜息をついてしまう。
まずはLINEと思ってアプリを開くと、
珍しく渉さんからのものがあった。
「ルカさんが連絡先教えてって言ってるけど、
教えても良いかな?」という内容で、
「既読にならないね。
忙しそうだね」と次にはあって、
「女の子だって判っているから、
LINEだけ教えても良いかな?」とあった。
「ごめん。
忙しくて、今、メッセージ見たの」と返信すると、
「こっちもごめん。
どうしても、連絡したいことがあるって言われたから、
LINEだけ教えちゃったよ?」と返信が来たから、
「大丈夫よ」と送った。
次に、
ルカさんからと思われるメッセージを確認した。
まずは友達として承認してみると、
「お話したいことがあります。
会えませんか?」
という内容がすぐに返信された。
「今日は、出張からの戻りで遅くなりますので、
明日でも宜しいですか?」と打ち込んでみると、
「はい。
大丈夫です」と返信が来た。
「では、明日の11時に…どちらが出易いです?」と訊くと、
「品川駅では?」と来た。
チクンと胸が痛くなる。
この前、慎吾さんと2人、エスカレーターで昇って行ってた駅ビルの中にある、判りやすいカフェの名前を書くと、
「判りました」と返信が来た。
もしかしたら…。
ううん。
多分、きっと、
慎吾さんの話だと思った。

