この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
奸計〜罠に堕ちた女達〜
第40章 裏アカ
『わ…私は…本気で…。セフレ…?本命は…里琴…?そんな…。』

後から分かったことだが、彼は周りの男子とゲームして、負けた罰ゲームとして架純に告白していた。クラス1の陰キャ女子として架純が選ばれた。すでにその時、本命の高杉里琴と付き合っていたにも関わらず。だからこそ周りに秘密で人目を憚る逢瀬しか出来なかったのだ。

彼は架純とすぐ別れるつもりだったようだが、架純を抱いてから別れるつもりに変更し、抱いてからは架純の極上の身体を自由に出来るとあって、別れずに関係を続けていたのだ。

そこからは泥沼だった。架純が怒って問い詰めると、彼は開き直る。しかし、本命の高杉里琴に関係がバレて、里琴が架純のところに殴り込んでくる。

さらには2人を手放したくない彼はこっそりと架純の全裸写真をネタに関係を続けるように迫る。やがて、その写真はなぜか周囲に出回り、警察沙汰にまで発展した。

三角関係、リベンジポルノ、ストーカー。いろんな要素が絡んだ結果、その彼はある日、腹部を刺されることになる。しかも刺したのは架純でも、里琴でもなく、下級生の女の子であった。

その彼は架純だけでなく、下級生にも手を出していたのだ。里琴と架純の諍いを知り、自分が本命でないと知ったショックでの凶行であった。

架純はそれらを清算するかのように、地元から遠く離れた大学。その高校からでは誰も進学出来ない高偏差値の大学を受け、合格し、逃げるように引っ越してきた。

容姿をさらに地味なものにし、人目を避けるように大学生活を送ることになる。誰も架純を知らない。気にしない。それに架純は満足していた。あのような泥沼に嵌るくらいなら、人付き合いせず、生きていたほうが良い。

ただ一つ問題があった。あの日以来、架純は沸々と性欲が湧き上がり、それを持て余すようになった。しかも、生半可な刺激では満足出来ないほどの。かと言って彼氏を作る意思など生まれるはずもなく。そして、ネットで自慰のおかずを探す毎日の中、架純は人に見られたいという欲求が強くなっている自分に気づく。

三角関係、三股、リベンジポルノ、ストーカー。強烈な負の体験が架純の性癖を歪ませてしまっていた。

そこからだった。裏アカを作り、毎日のように卑猥な写真をアップし、そこに書き込まれる男達の身勝手なコメントに興奮し、自慰に耽るようになったのは。それが架純の悦びに変わった。
/950ページ
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白いエモアイコン:怖かった
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ