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シャイニーストッキング
第13章 絡まるストッキング7      本部長大原浩一
 116 そして今夜…①

 そしてそれが、歳を経る…
 と、いう事なのであることもよく分かったのである。
 
 私は40歳…

 きよっぺ『本田きよみ』は42歳…

 お互いに3年前に離婚したバツイチ、子供無し…

 私は現在3人の素晴らしく美しい、魅力溢れる女性達と付き合っているある意味『女にだらしない中年男』である。
 かたやきよっぺは約10年前からセックスレスとなり、傷心の日々を送ってきたのだが、昨夜、私と…
『セカンドバージン』を越え、そしてこの42年間で2人の男しか知らない、ある意味『純愛の女』と、いえた。

 一見、いや、私と彼女は全くの真逆な人生を歩んではきたのだが、その恋愛観の根本的な歩み、原点のスタートは同じなのである…

 ただ…

 スタートしてから離れただけなのだ…

 私はきよっぺとキスをし、唇を、舌を吸いながらそう想っていた。

 ほぼ、誰もが殆ど子供の頃からの初恋の相手、純愛の相手とずうっと付かず離れず、付き合い、愛し合っている存在などいないのだ…
 少なからず、私は訊いた事がない。

 そして、こうして、私ときよっぺの2人の様に約20年の年月を経て再会し、また再び惹かれ、魅かれ合って、愛し合う存在も少ないはずなのである…
 だから、これは、やはり運命の再会なのだ。

 あの別れた時から、いや、あの初めて付き合い始めた時間から、この再会は決まっていたのである…
 そう、なんとなくだが、そんな確信めいた想いが心の中で湧き起こってきていて、彼女との過去の懐古、回顧により、そしてこのキスにより、心を震わせていたのであった。

 すっかり心の昂ぶりは、あの27年前に還っていたのである…

「あ、また…」
 そうなのだ、さっきまでの会話ですっかり萎み、縮んでいた怒張がムクムクと再び頭を持ち上げて、勃起ってきたのだ。

「あ、うん…」

「うふ、面白いわ…
 でも…
 やっぱり、わたしには大きいわ」
 と、そう呟いた瞬間にきよっぺは怒張を咥えてきたのである。

「あっ」

 怒張がビクンと、彼女の口の中で震えたのを自覚した…

 ジュル、ジユルル、ジュボ…

 しゃぶってくる淫らな音が聞こえてきた。
 そして、怒張に、亀頭に快感が走る。

『こっぺはさぁ、どうやって舐めると一番気持ち良いの?』
 あの頃彼女はよく、そう訊いてきていた。


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